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《ブラジル》「パラリンピック男」ダニエル・ジアスが引退=通算で27個のメダル獲得

ダニエル・ジアス(Ale Cabral)

 現在東京で開催中のパラリンピックで現地時間の1日、競泳のダニエル・ジアスが現役最後の競技を終え、引退した。通算で27個のメダルを獲得し、「パラリンピック男」の異名を取っていた。1日付現地サイトが報じている。
 ダニエルは大会前から引退の意向を表明しており、この日は彼にとって今大会最後となるS5(肉体切断者)の50メートル自由形の決勝に出場。メダルの期待がかかっていたが、惜しくも4位に終わり、通算28個目のメダルとはならなかった。
 ダニエルは競技後、「終わってしまったけど、とても幸せだ。神と家族に感謝している。パパは家に帰るからね」と3人の子供たちにメッセージを捧げたところで泣き崩れた。
 さらにダニエルは「神は僕が考えた以上のことをしてくださっている。これが人生のシナリオなら、こんなに完璧なものはない。悲しくて泣いているんじゃない。人生を捧げた事に対しての喜びの涙さ」と続けた。

 ダニエルは1988年に生まれた時から、両腕と右足に奇形を持っている。16歳のとき、パラリンピックで通算7個のメダルを獲得したブラジルの水泳選手クロドヴァウド・シウヴァに感銘を受けて水泳を始め、2008年の北京大会で初出場。このときに9個のメダルを獲得し、話題を呼んだ。12年ロンドン大会では獲得した6個のメダルが全て金。16年のリオ大会でも9個のメダルを獲得。
 この東京大会では別のグループだった選手でタイムが上の選手が彼のグループに加わったことで、大会前から金獲得は難しいとの予想が出ていた。それでも銅メダル三つを加え、通算で金14、銀7、銅6の27のメダルを獲得して現役を終えた。
 1日のパラリンピックでは、すでに50メートル、100メートルの視覚障害者の自由形で金メダルを獲得していたマリア・カロリナ・サンチアゴが100メートル平泳ぎでも優勝し、今大会3個目の金メダルを獲得した。1大会で金三つは女子選手では初の快挙だ。サンチアゴは今大会の400メートル混合リレーで銀、100メートル背泳で銅も獲得している。
 1日を終わって、ブラジルは金15、銀12、銅21で、メダル獲得ランキングで7位につけている。

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