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《サンパウロ州内陸部》重武装20人組が銀行強盗=深夜に警察と激しい銃撃戦

警官の接近を阻止するために放火されたトラックと乗用車(24日付G1サイトの記事の一部)

 サンパウロ市から北西に270キロ離れた内陸中核都市アララクアラ市で24日未明、小銃や爆発物などの重火器で武装した約20人の犯罪者集団が銀行強盗を試み、警官と銃撃戦を繰り広げた。
 犯罪者達が狙った銀行は、同市中央部にある連邦貯蓄銀行(Caixa)とブラジル銀行だ。
 事件が起きたのは午前2時半頃で、犯罪者達は警官の接近を阻止するため、トラックや乗用車に放火したが、警官はバリケードを突破して犯罪者達と対峙。銃声で目覚めた住民の中には、廊下にうずくまり、流れ弾に当たって負傷するのを避けようとした人もいる。
 犯罪者と警官の銃撃戦は40分にわたり、ブラジル銀行では被害が出る前に犯罪者が逃走した。同行は25日には通常の営業に戻る予定だ。
 他方、連邦貯蓄銀行では建物にも被害が出た上、犯罪者が逃走する際に爆発物を仕掛けたため、軍警の特殊戦術行動グループ(Gate)が派遣された。

 同行は24日午後2時過ぎに、破損個所の修理などのため営業を停止しているが、負傷者は出ていないとした上、捜査には全面的に協力する意向を表明した。建物の破損を含む被害額は報告されていない。
 犯罪者達は警官の追跡を避けるため、逃走時、州道255号線でトラック3台に放火。これにより、リベイロン・プレット~アララクアラ間の州道は、24日午前中は迂回が必要となった。
 また、同市中央部は現場検証などのため、立ち入り禁止となったため、市内を走るバスなども迂回を強いられた。
 同市のエジーニョ・シウヴァ市長は、「犯人達は市外に逃走したから心配はいらない。虚報を流したりするのは避け、平静心を保つように」と市民達に呼びかけた。(24日付G1サイトより)