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健康情報室=骨盤から生じる派生病=(1)=便秘とおなら=和柔整体博士=中田定和

健康広場

9月15日(水)

 元気で長生きするための日常生活はーーこのテーマについて「東洋医学・整体」の見地から何回かに分けて紹介しよう。
 ◎便秘とおなら    
 まず、今回は「便秘とおなら(ガス貯留)について。便秘やガスがたまる原因と治療法を述べてみる。
 風邪は万病の元、とよく言われるが、意外に見落とされている便秘こそが万病の元であることを忘れないで頂きたい。
 普通、食べ物は胃に入り直腸を通って体外に出るまで約二十四時間かかる。
 ちなみに小腸の長さは六~七m。小腸は十二指腸(〇・二五m)、空腸(二・四m)、そして回腸(三・六m)、大腸(一・六m)からなっている。
 腸の中で一番臭いのは結腸で、そこから排泄物が直腸に運ばれ、括約筋が緩むと大便となり排泄される。
 ご飯やパン、芋類のような炭水化物に富む食べ物は、二~三時間しか胃に留まらないが、タンパク質に富む肉類などはもっと長く留まる。
 一番長いのが脂質、つまり脂っこい食べ物でテンプラ、チーズ、豚肉、牛肉などだ。もっとも食事というのは色々なものを混ぜて摂るので、普通四時間ほど留まる。
 食べ物が長く留まっているのが空腸、回腸でその中でも長いのが大腸。大腸の主な働きはどろどろになった食べ物から水分をとって大便をつくることだ。
 ついで腸線からねばねばした粘液分泌物が出され、少しずつ滑りながら直腸へ出てくる。この粘液分泌と蠕動運動がうまく働かないと便秘になる。
 以上で食べ物がどうなり、どこを通って二十四時間たって排便されるか分かったと思う。一日一~二回排便するのが普通で、それが健康体である。
 ではこれから東洋医学の一つである「整体」の見地から私見を交え、診断、原因、治療法を述べる。
 「便秘症で二、三日置きにしか通じがない」「五日もトイレに行っていない」という患者がよく来る。いつも頭が重く、何を食べてもうまくなく、食欲もないという患者が意外と多い。
 この人たちを実際に診察し、症状が治るまで治療して感じたことは、便秘患者は血液の循環が悪いため顔色がさえず、くすぶっているということだ。
 便秘の第一原因は私生活。規則正しい生活が大切とわかっていても、人それぞれ仕事も違うし、規則正しい生活を守るのは大変難しい。しかし、その気になれば出来ることもある。起床時間を決め、厳守することだ。起きたら冷たい水かミルクを飲み、必ずトイレに入るくせをつけること。
 余談だが私は毎朝、必ずコップ二杯の青汁を飲んでいる。これが私の便秘解消の秘訣だ。
 第二の原因は食生活。肉類や魚介類、穀類をバランスよく食べ、出来るだけ青野菜と果物を多く取るように注意する。
 便秘におならは付き物で、便秘症の人ほど良く出る。音がするものやしないもの、臭気が強いもの、弱いものなど種類は様々だ。
 内外肛門括約筋に力を入れて、わざとブーッと音を立てるのを「任意おなら」、直腸に大便がたまり排泄するのを我慢するときにブーッと出るのを「不任意おなら」と私は呼んでいる。
 一般に便秘でない時のおならはあまり臭わない。治療中によく患者がおならをすることがあるが、これは便秘による「不任意おなら」で便秘の程度がこの臭いで大体わかる。
 ではこんな風に便秘に悩んでいる人はどうすればいいのか。何故、便秘するのか。食生活もバランスよく、規則正しい生活をしているのに便秘するのは何故か。
 単刀直入。それは骨盤がずれているからだ。
 普段の生活で、私達は滑ったり、転んだり、ひっくり返ったりしている。梯子から足を踏み外す人や、スポーツをしていて事故を起こすこともある。
 こんな日常茶飯事のごくありふれた、本人さえ気づかない些細なことから骨盤にずれが生じてくるのだ。
 「和柔整体」はこの骨盤を正しい位置に戻す。整体マッサージをすることで骨盤の位置が正しいものとなる。骨盤が常に正しい位置にあり、脊柱が真っ直ぐになっている人は健康だ。
 ◎東洋医学・NAKATA診療所 R.BALTAZAR LISBOA 391 VILA MARIANA SAO PAULO 電話 11・5571・4113か 5083・6756

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