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生活習慣病=胆嚢炎

健康広場

10月14日(木)

 胆道の中の胆汁に細菌が感染する胆のう炎ーー。胆のうに細菌が感染して起こるこの病気は、胆石症と合併することも多いが、コレステロールの接種に気を付けるなど食生活の見直しが予防につながる。
 【症状】
 まず胆のうの場所を知ろう。肝臓の裏に位置し、大きさは10センチ程度。肝臓で作られた胆汁という消化液を蓄える。肝臓は胆汁を生成し、一度胆のうで濃縮し、保管した後、胆管を通して十二指腸に分泌して腸の消化吸収を助け、不要な脂溶性の老廃物を体外に出す「排出機能」をつかさどる。この胆管や胆のうが炎症を起こした状態が胆のう炎。症状としては痛みが多く、ほとんどが右上腹部に起こる。また、ひどい場合には腹部全体や背中にまで激痛を覚えることもあるので要注意。
 食後数十分から数時間ぐらいに出やすいが、悪化した場合には昼夜を問わない。また、差し込むような痛みも特徴で、発熱や黄だんを伴うこともある。
 【原因】
 胆石症と合併していることが多い。まず胆石ができないようにすることが肝心だ。胆汁の成分に含まれているコレステロールが増加しすぎると、胆汁に溶けきれずこれが固まると胆石となる。
 胆石が胆のうの出口や胆管を塞ぐと、胆汁の流れがストップ。胆のう内にとどまった胆汁が膿んでしまい、細菌に感染。やがて炎症を起こしてしまう。
 また、高齢者の場合胆管が十二指腸に接している開口部の括約筋が弱くなっているため、逆流が起こりやすく鳴り、十二指腸の内容物が胆管を逆流して感染を起こすこともある。
 【生活習慣への助言】
 胆のう炎の予防は、まず胆石を防ぐこと。そのためには胆石につながるコレステロールの摂取に配慮する必要がある。
 暴飲暴食を避ける▽栄養のバランスに配慮▽脂肪分を控える▽食物繊維を十分にとる▽太りすぎに注意ーーなどを忘れずに。食事のキーワードは「高たんぱく、高ビタミン、高カロリー」だ。
 【早期発見には】
 胆石のある人は定期的に検査を受けたい。健診では肝臓の検査や超音波検査、CT検査で発見可能だ。
 また高齢者の十二指腸からの逆行感染については、予防法がないため、軽い症状でも担当医に相談した方がいい。

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