健康長寿の秘訣―養生延寿保健案＝連載（２）＝東洋医学医師＝彭文育

健康広場

5月4日（水）

　ところで何故、昔から不老長寿の老人（百歳以上の老人）が星の数より少ないのでしょうか。養生学によると、人体内部が外の環境と平衡を失った時、内部で病理的な変化が発生。生理的な衰退と退化が進んで、寿命を減らしてしまうのです。
　（１）酸性雨（２）臭気層の空洞（３）室温の効応（４）水質資源の欠乏など
環境汚染が進み、人類が生存していくのに適した環境が日に日に悪化しています。中国に「留得青山在、不怕没柴焼」という諺があります。青い緑の山さえ残せば薪には困らないという意味です。健康で長寿には貴重な価値があります。
　健康な人は幸福な人です。健康であれば全てを把握出来ますが、健康を失えば全てを失ってしまいます。
　特に子孫の世代では生存競争が日に日に激しくなり、優勝劣敗の時代を迎えます。健康な体が無かったらこの競争に打ち勝つことが出来るでしょうか。高度の素質を持てる民族こそ、国と民を強くすることが可能です。
　私は科学養生法を提唱しています。生活環境を改善し、生活と食事、衛生について良き習慣を身につけるということです。古代から多くの学者や専門家が、健康で美しい、幸福な生活を追求するため、研究・討論・実践を重ねてきました。
　私は各種の資料を整理して、健康増進・延命長寿に役立つ知識を伝えたいと願っています。多くの医者は病気の治療をしてくれますが、病気から自己の体を守るのは本人なのです。
　問い合わせ電話番号＝１１・３３２６・３９２７／３２２８・６０３０。

▽健康広場一覧