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釈迦3千年の歴史=ビワ灸で慢性病をKO

健康広場

6月29日(水)

 関節痛やリュウマチ、糖尿病にがん。そんな慢性疾患に悩む人に、ビワ温圧療法が力を貸してくれるかもしれない。葉から抽出した高濃度エキスを、特殊器具を使って体内にしみ込ませるもの。自宅で気軽に治療が可能。鍼灸師田中淳雄さん(65、福井県出身)=パットス・デ・ミナス市=は「これで病が治り、人生も変わるはず」と自信を持って推奨している。
 ビワの葉療法は、もともと仏教医学としてスタート。歴史は古い。一説によると、お釈迦様がビワの木を「大薬王樹」、葉を「無憂扇」と説いたという。つまり、万病薬だというのだ。日本には奈良時代に入り、ビワ風呂などが普及していった。
 灸はもともと、ビワの葉を直接肌の上に乗せて、点火したもぐさをもみ消すように押し付け、成分を体内に浸透させていく療法だった。葉が手に入りにくいことと、ツボの位置によっては灸が出来ないため、エキスが用いられるようになった。
 器具は空洞になった円筒状のもの。先端のゴム部分に綿が詰めてあり、それにエキスをしみ込ませる。点火した棒もぐさを筒内に押し込み、ゴム部でツボ、痛みのある部位を温圧。朝晩二十分ずつ当てればよい。
 「腰痛や生理痛を始め、リュウマチなどに効き目がある。がんの痛みも和らげてくれる。私自身、ぎっくり腰になったけど、ビワ灸を二~三回すると直った」。
 田中さんは八〇年代末、病気療養中の母親を見舞うため日本に一時帰国。看病疲れの中で、ビワ灸に出会った。その後熊本で、第一人者である島田修氏に一年半師事。ノウハウをブラジルに持ち帰った。 
 九〇年代初めに、「日本ビワ温圧療法師会ブラジル本部」を旗揚げ。サンパウロを始め、リオデジャネイロ、パラナ、ゴイアス、トカンチンス州などで指導に当たった。口コミで人気が上昇。治療師は約八百五十人に上り、患者が列をつくるところもあるという。
 田中さんは「健康を維持するには、体が冷えるのが良くない。ビワ灸は体を温めてくれる上に、火傷の心配もありません。一家に一台、ビワの温灸器があれば安心です」と話している。
 事務所・診療所はパウリスタ街509番PISO12。同じく鍼灸師の古波蔵実さん(68、兵庫県出身)と治療に当たっている。問い合わせ電話番号=11・3251・2210/3262・0835。

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