2006年2月23日(木) 宮城県が三十年にわたって実施している海外移住者への敬老金支給制度が、今年も継続されることに決まったようだ。最盛期に比べ金額は減っているものの、毎年続いているのは宮城くらいだろう。その制度、実は昨年で終了する可能性もあったとか。「金額ではなくて、県が移民とのつながりを忘れていないということだと思う」と ...
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コラム オーリャ!
カランジルー暴動事件の高裁判決で、被告人のウビラタン大佐(当時)に無罪が言い渡され、物議を醸している。 地裁判決は、禁固六百三十二年だった。犯行の残虐性や判決内容についての是非は抜きにして、刑期だけを考えれば想像がつきにくい。 日系人弁護士に聞いたところ、死刑や終身刑がなく、一つの罪に対して量刑が加算されていくのだという。 ...
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二十四日からカーニバル――。本場リオのカーニバルにはなくてサンパウロ市にあるものは何か? それはトルシーダ(サッカー応援団)が中心になったエスコーラ・デ・サンバだ▼リオのサンバ校連盟は、当初からトルシーダ系サンバ校のグルッポ・エスペシャルへの参加を禁止してきた。しかし、サンパウロにはガヴィオン・ダ・フィエル校という、ブラジル最 ...
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2006年2月22日(水) ブラジル銀行と連邦貯蓄銀行は昨年、過去最高の利益を記録した。金利と手数料収入の増加により、伯銀は二〇〇四年比三七・四%増の四一億五〇〇〇万レアル、貯蓄銀行は四六%増の二〇億レアルの利益を計上。連邦政府は両行から計一八億一七〇〇万レアルを受け取る。 ◎ サンパウロ市、リベイロン・プレット、 ...
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2006年2月22日(水) 援協巡回診療班がこのほど、バストス方面を回ってきた。今回は雨天にやられた。舗装されておらず、ぬかるんだ道を走った。それでも会場には多くの受診者が訪れ、日系人医師の日本語による診察を心待ちにしていたそうだ。巡回班は医師の不足や予算の減額に悩んでいる。戦前の旧同仁会から続くこの事業、できることなら切りた ...
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なるほど、こういうやり方もあるんだな。沖縄県人会の定期総会に出て、あらためて思った。 出席者が発言する。日本語の人も、ブラジル語の人もいる。その発言の全てを、副会長が会場に通訳していた。両語に堪能な人ばかりではない。そのための配慮だろう。 両語をそれぞれ訳すから、当然時間もかかる。この日、十時に始まった総会が終わったのは午 ...
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去る一月の日本語ふれあいセミナー(日本語センター主催)に参加したグァタパラ日語校の女子生徒が「来年も絶対参加する」と、今から言い張っているそうだ▼日本語が得意な子供たちにとっては、楽しい四日間らしい。今年、第七回を終え、参加校、参加者の間で総体的に人気が上昇しているのは、主催者のPRだけではない、事実だ▼それにしても意外だ。自 ...
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2006年2月21日(火) ブラジルの牛肉輸出業者らが口蹄疫により輸入禁止措置が取られているロシアの税関職員にわいろを払い、輸出を行っていたことが発覚。わいろはトン当たり一二五ドルとみられる。同措置にもかかわらず、輸出量は昨年十二月から今年一月にかけて二倍に増加した。両国の当局者は口をつぐんだまま。 ◎ サントス市 ...
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2006年2月21日(火) 〇六年度ロンドリーナ大学(パラナ州立)入試で、日系人合格率は近年で最低だった。五十六学科の合格者二千六百人の内、日系は百九十三人、七・四%。一〇%に満たないことを「低い」という。そもそもこの数字設定が高過ぎるのか。日系に人気のある医科、歯科、農科の三つすべてがふるわなかったという。パラナ新聞は「入試 ...
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援協の山下忠男常任理事(前事務局長)が、さきごろ、援協におよそ三千レアル寄付した。 既報のように、このお金は山下さんの金婚式への「ご祝儀」であった。しかし、招待客の任意のご祝儀ではなかった。山下さんが参会者に対して「(援協に寄付したいので)二十レアルずつ、ご協力下さい」と呼びかけた、その結果のお金だった。 こういうのを、大 ...
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