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分岐点に立つ若者たち=在日子弟の悩みと将来

 愛知県在住の秋山郁美さん(=本紙通信員、元本紙研修記者)は、デカセギ子弟の将来に強い関心を持っており、帰国後も折を見て取材を続けている。彼らが日本で生きていく上で、どんなことに希望を持ち、そして悩んでいるのか。日本という国で、進学や自分の将来を、どんな風に考えているのか。「架け橋の音楽」を目指して明るい将来像を語る二十一歳の細谷レックス・マーク賢治さん(三世)、ネイルアーティストへの夢に向かって進むムラヤマ・ナタリア・クリスチーナさん(17歳、三世)さんという二人の生き様を通して、移民百周年を迎えた今年、百年前と共通した何かが日本で起きているのかも知れない、と秋山さんは感じている。連載「分岐点に立つ若者たち、在日子弟の悩みと将来」は不定期で続く予定。以下、まずは第一部として三回分を掲載する。(編集部)

分岐点に立つ若者たち=在日子弟の悩みと将来 第3回=ぴかぴかの「出口」目指して=日本で高校進学に賭ける夢

ニッケイ新聞 2008年8月20日付け  【愛知県発】「今日はまたすごいねー」。爪からこぼれそうなほどのネイルアートを見つけて、NPO法人トルシーダの代表伊東淨子さんが声をかける。  金髪や派手なメイクとは裏腹に、すぐに照れてはにかむのはムラヤマ・ナタリア・クリスチーナさん、十七歳(三世)。四月からトルシーダで高校の受験勉強を始 ...

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分岐点に立つ若者たち=在日子弟の悩みと将来=第2回 幸運な出会いに恵まれ=音楽通して伯国アピール

ニッケイ新聞 2008年8月19日付け  【愛知県発】二時間の講義を終えて、細谷さんに話を聞いた。百年先のことを自分の責任とすんなり言える、むしろそこまで見通していることが驚きで、どうしてそこまで考えているのか知りたかった。  「僕はブラジル人か日本人か日系人か、自分を意識していない。両方とも好きだけどこだわりがなくて、どこか別 ...

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分岐点に立つ若者たち=在日子弟の悩みと将来=第1回僕は夢から逃げない=「日本で成功しなくちゃ」

ニッケイ新聞 2008年8月15日付け 分岐点に立つ若者たち=在日子弟の悩みと将来=第1回 僕は夢から逃げない=「日本で成功しなくちゃ」  【愛知県発】「百年後、自分の孫が僕みたいに泣きながらブラジルに行くんじゃないか、それは自分のせいになるんじゃないかと思う」。細谷レックス・マーク賢治さん(21、三世)は、そういって子どもたち ...

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