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移民110周年 関連記事

名誉祭典委員長にテメル大統領=パラナ州110周年実行委員会=西森祭典委員長が明かす

来社した西森下議

 来年に迫った移民110周年を前に、パラナ州では1月末にあったパラナ日伯文化連合会の総会の機に110周年実行委員会が発足し、西森ルイス連邦下議が「祭典委員長」に就任した。式典に向け着実に準備を進める西森さんが9日来社した折り、同委員会の構成員や皇室招待の可能性について聞いてみた。  西森下議は1月に祭典委員長に就任後、「さっそく ...

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菊地さん、協力呼びかけ=移民110周年へ県連会議で

 ブラジル日本都道府県人会(山田康夫会長)が先月23日、文協ビル内の県連会議室で『2月度代表者会議』を行った。新しく就任した県人会会長らが出席し活気ある雰囲気の中、110周年実行委員長の菊地義治さんが出席し、関連行事に向けて県連へ協力を呼びかけた。  菊地委員長は2018年に多くの県人会で記念式典が行われることを挙げ、「6、7月 ...

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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(10)=引継がれる皇族への崇敬

(左から)日本留学を目指す袴田さんと中村さん

 「皇室の方がマリリアに来て下されば、そんな素晴らしいことはない。日系人だけでなく町全体として大変光栄なことです」―。流暢な日本語で答えてくれたのは、マリリア日本語モデル校で教師を務める中村理香さん(3世、46)だ。  大学卒業後、92年にデカセギで日本へ渡り、多国籍児童を多く抱える静岡県浜松市の瑞穂小学校で3年、補助教員を務め ...

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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(9)=日高「這ってでも行く」

皇太子殿下の御前で直立不動の日高さん(右)(ブラジル日本移民資料館提供)

 出所後、日高さんは、隣町ポンペイアで9年間を過ごした。「父親が自転車屋をやっていたのがきっかけ。がむしゃらになって働いた」と懐かしむ。そんななか、三笠宮同妃両殿下がマリリアを訪れたのを知ったのは、だいぶ後のことだった。  その後、マリリアへ移転し、はやり自転車屋を開業。現在は4店舗まで増え、次男と三男が経営を引継いでいる。今も ...

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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(8)=勝ち負け抗争で揺れたマリリア

店頭で自転車店の手伝いをする日高さん

 マリリア市内中心から車でおよそ15分。ひっそりとした佇まいの自転車店内に日高徳一さん(90、宮崎県)はいた。狭い店内に入ると、「よく来てくれました」としっかり手を握り、朗らかな表情で迎えてくれた。  勝ち負け抗争に翻弄され、脇山甚作陸軍退役大佐事件に実行者として加わり、12年間刑務所で服役したという元強硬派の最後の生き残りだ。 ...

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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(7)=東京五輪視野に日本式野球

(左から)妻の香奈栄さんと與浦幸二さん

 全伯最強と目されるマリリア文化体育協会の野球チームには、JICAボランティアから、史上初という元プロ野球選手の指導員が派遣されている。元中日ドラゴンズ所属の與浦幸二さん(46、岩手県)だ。  東日本大震災で出身地である岩手県釜石市が大津波で甚大な被害を受けたことをきっかけに、子供達の笑顔という「宝物」を広げるために、大好きな野 ...

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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(6)=3団体が統合したマリリア

7万人の集客力を誇るジャパン・フェスタ

 若き活力溢れる若者が育つ当地日系社会だが、その秘訣は活発な文化活動にあるという。その分岐点となったのが、1991年まで分かれていた日系3団体の統合だ。  当時、会長を務めていた新宅義美名誉会長(80、二世)は、デカセギ・ブームの波が押し寄せるなか、「一つに団結した方が力を結束できるだろうとの思いだった」と振り返る。  総会では ...

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参議院調査団3氏が来伯=ODA現場や史料館を視察

移民史料館を訪問した一行

 日本政府の外交手段である政府開発援助(ODA)を、決算審査の充実等の観点から現地の実態を調査する「参議院政府開発援助調査派遣団」として、松下新平議員、中西祐介議員、磯﨑哲史議員の3氏が21日に来伯した。  同日、イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑や日本館、ブラジル日本移民史料館を視察した一行は、地域警察活動普及やサントス沿岸 ...

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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(5)=三笠宮殿下の足跡を辿って

殿下の足跡を訪れた新宅名誉会長

 プロミッソンを後にして向かった先は、南におよそ90キロの場所にあるマリリア。パウリスタ延長線の中核都市として栄え、人口約20万人を抱える。同沿線最大と言われる『ジャパン・フェスタ』を開催する活力がある日系社会をもつ。  同市は市政施行3年前の1926年に、ノロエステ沿線から日本人移民の入植が始まった。珈琲や綿花栽培で発展し、最 ...

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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(4)=今なお残る明治の気風

御真影を背景に安永忠邦さん

 「上塚周平の墓守」とも呼ばれる一族の長老、安永忠邦さん(95、二世)。「移民の父」上塚周平翁の晩年を実際に知る、今ではごく僅かな生き字引の一人だ。  「よくぞ来て下さいました」―。突然の訪問にも関らず、しっかりと手を握り、記者を温かく迎え入れた。  客間に通されると、まず目に飛び込んで来たのは、昭和天皇皇后両陛下、今上天皇皇后 ...

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