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生長の家=谷口総裁夫妻、7月来伯へ=第88回立教記念日など式典

最後にケーキカットをして、使命行進曲を合唱する様子

最後にケーキカットをして、使命行進曲を合唱する様子

 生長の家ブラジル伝道本部(向芳夫理事長)は第88回立教記念日・総裁法燈継承記念式典を5日、サンパウロ市ジャバクアラ区の本部講堂で開催し、約500人が出席した。88年間を振り返るビデオが最初に上映され、教えは中南米全体に広がり、今では日本を超える250万人もの信者がいることを振り返った。
 向理事長は「88年前、谷口先生が最初に出版された雑誌『生長の家』1千部から始まり、今ではブラジルだけで月に44万5千部も読まれている。皆さんの協力でさらに光明を広めましょう」と語りかけた。
 体験談発表で由井光枝さんは、信仰熱心な祖母が床を磨いていた時、テーブルが崩れて下敷きになり、顔の骨を追う重傷を負った逸話を披露した。「息をするのも難しく感じていた祖母は、谷口雅春ご夫妻が壁にかかっている額から抜け出て助けれてくれたのを感じた」と語ると大きな拍手がわいた。
 ルシアーノ・エステベス・アルベス講師の体験発表では、「自動車事故を起こして11歳の子供をひき殺してしまってから、何を食べても味がせず、匂いも喜びも感じない生活になってしまった」との辛い日々を振り返った。知り合いから生長の家の本を渡され、何げなく読んでから、許される気持ちになり、癒され救われたとの体験を熱く語った。
 谷口雅宣総裁の講演ビデオも流され、「88回は、八八という末広がりが続いて広がる重要な年」とし「結び」の精神の重要性を訴えた。
 西山文雄ラテンアメリカ教化総長は、昨年11月に行われた国際研修会にキューバから参加した女性医師の逸話を語った。「教えの本をできるだけ多く買って帰り仲間に読ませようと、支給された夕食代をそれに充て、お腹を空かせてフラフラになっていた。その気持ちに感動して皆でお金を出し合って彼女に渡した。今年は7月に谷口総裁と白鳩会の谷口純子総裁、ご夫妻がブラジルにご巡錫くださる予定。教えをさらに広めましょう」と呼びかけた。
 来場者の谷口福盛さん(83、鹿児島県)に感想を尋ねると「毎年欠かさず出席している。以前は日本人ばかりだったが、今はブラジル人の方が多い。それだけ社会に広がったことを実感する」と語った。義父・滝波唯雄さんが講師だった関係で、結婚以来40年以上も信仰を深めている。

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