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《ブラジル》パラー州=Y・YAMADA破綻超え=会社更生法で建て直しへ

チェーン店の一つ

チェーン店の一つ

 国内の政治汚職や景気低迷の煽りを受けて一時は財政破綻した北伯最大の大手小売チェーン「Y・YAMADAグループ」(山田フェルナンド社長)。オ・エスタード紙5日付報道によれば、ベレン民事訴訟第13法廷での審理の結果、会社更生法が適用されることが明らかになり、再建への道のりが示された。
 1950年にパラー州都ベレンで、山田義雄氏と息子・純一郎さんが創業し、55年に農具一般や船舶・工業用発動機、ミシンなどを取り扱うカンピーナ本店を開店。
 その後、中貧困層を照準に大型スーパーを展開し、金融サービス、不動産業、自動車委託販売等を含む14社を展開した。ブラジル経済成長の波に乗り、一時はパラー州に35店舗、アマパー州に1店舗、雇用・協力者は8千人を数えた。北伯一大のスーパーチェーンに成長した。
 だが、15年に二代目の純一郎さんが亡くなった頃から、経営は一転。ジャーナリストのルシオ・フラビオ・ピント氏の4月27日付配信記事によれば、経営陣の内部対立が生じたことに加え、小売業への深刻な不景気の煽りが同グループを直撃したという。
 15年に10億3千万レアルだった収入は、16年には5億5100万レへと激減。それに伴って、純利益は1億5千万レの赤字となり、純資産も710万レアルの赤字にとなり、財政破綻に陥ったという。
 それ以降、財政再建のため、ベレン、マラバ、カスタニャルなどの店舗縮小や人員解雇を伴うグループ再編により、ベレン中心街で急速に発達するアタカレージョ(卸売形態)に資源を集約させる経営方針に舵を切ったという。
 そのような再建計画もあり、会社更生法が適用された。オ・エスタード紙同日付報道によれば、サフラ銀行にあった負債額およそ8400万レアルは800万レに削減されたといい、今後計画を基に再建していく方針だ。

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