期待度群を抜く新政権=コーロル以来の高率=過半数が「飢餓ゼロ策」成功
1月8日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙一日】ルイス・イナッシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ新大統領に対する期待度が、コーロル元大統領以来、過去最高であることがこのほど、ダッタ・フォーリャ調査会社の調査で明らかになった。同社は、昨年十二月九日から十一日まで、国内三百六十五都市の一万四千五百五十九人を対象に調査を行った。
ダッタ・フォーリャ社によると、ルーラ新政権が「良くなる」、「最高となる」と回答したのは七六%だった。「普通」は一六%、「悪くなる」、「最悪になる」はわずか三%で、無回答は四%だった。
一九九〇年からの大統領への期待度は次の通り。
▼フェルナンド・コーロル元大統領(一九九〇―九二)=期待度七一%。▼イタマール・フランコ元大統領(九二―九四)=期待度一八%。▼フェルナンド・エンリッケ・カルドーゾ(FHC)元大統領(九五―九八)=期待度七〇%。▼FHC前大統領(九九―二〇〇二)=期待度四一%。
ルーラ新政権と各政権との比較では、「ルーラ政権はFHC政権より良くなる」と答えたのは七六%、「イタマール政権より良くなる」は七二%、「コーロル政権より良くなる」は八五%、「ジョゼ・サルネイ政権(八五―九〇)より良くなる」は七〇%だった。
年齢層別では、若い人ほどルーラ新政権に対する期待が高いことが分かった。十六歳から二十四歳までと、二十五歳から三十四歳までの新政権に対する期待度は八〇%と平均値を上回る。一方六十歳以上の間では、期待度は七一%に止まった。
性別では、女性は七六%、男性は七七%が、新政権に期待をよせている。
州別では、セアラー州が八六%でトップ。次いでミナス・ジェライス州が八〇%、パラナ州が七八%となっている。リオデジャネイロ州は六位で七六%、サンパウロ州は十位で七二%だった。都市別では、一位フォルタレーザ市(八七%)、二位クリチーバ市(七八%)、三位リオデジャネイロ市とサルヴァドール(七七%)。サンパウロ市は八位で六八%と低かった。
経済では、「これから数カ月間に経済状況が良くなる」と答えたのは四八%で、「五年後には良くなる」としたのは六七%だった。ルーラ新大統領が公約してきた「飢餓ゼロ」政策に対しては、「成功する」と回答したのは五二%で、「少しはうまくいく」も足すと八九%に上る。