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1億円当てた!=静岡 宝くじでデカセギ・グループ

1月17日(金)

 【ニッポ・ブラジル紙十五日】静岡県のデカセギのグループが年末ジャンボ宝くじで、なんと一億円を当てた。同じ工場で働く仲良しグループ二十人が、一口約三千二百円づつを出しあい、年末ジャンボを二百五十枚共同購入したところ、そのうちの一枚が一等・一億円に当たっていたことが分かった。喜び勇んでブラジルに帰国する人もあれば、共同購入を誘われたのに断って地団太踏んでいるものも。なにはともあれ、めでたい新年となった。
 静岡県菊川市にある同じ工場に働く仲良しグループ二十人は、W杯や仲間の誕生日などのおり、集まっては宝くじを共同購入していた。この工場では現在、毎日四時間の残業があるため、グループのある女性が代表して店に買いに行った。当選番号の抽選は、例年通り大晦日三十一日に行われたが、その時点では誰も気づかなかった。
 グループ内の約束事として、当選番号の照会は一人で行かないことになっていたので、正月休暇のあとの六日、仕事を終えた後、数組の夫婦が宝くじ店の前で待ち合わせをした。
 店員から一等の当選を聞かされたとき、誰も信じられなかった。何度も確認してから、ようやく嬉しい現実を認識。お互いに抱きあい、泣き出すものまでいたそう。メンバーの一人は車の上に上がって飛び跳ねるまでして喜んだ。すぐにグループの仲間全員に連絡したが、「冗談だろ」と信じない人も。
 宝くじ店から店を出るように促されたので、メンバーのアパートに集まって祝った。当選券の安全を考え、幾組もの夫婦がそのアパートの泊まりこんだ。
 翌日、メンバー全員が仕事を〃ボイコット〃し、銀行へ振り込まれているかどうか確認にいった。派遣会社と工場側では、銀行で確認し終わったら、すぐに仕事に戻るように、と繰り返し電話した。
 工場では、グループの大半がブラジルに帰国してしまうのではないかと心配している。二口分以上買っていたメンバーもあったので、幾組みかの夫婦は喜びの帰国を決意していた。その一方、この共同購入に誘われながら断った人々は、自らの不幸を嘆いていた。

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