ホーム | 日系社会ニュース | 「愛知万博」理解求める=開催まであと2年足らず=長久手町 豊田市 会場建設も本格化

「愛知万博」理解求める=開催まであと2年足らず=長久手町 豊田市 会場建設も本格化

5月3日(土)

 [既報]2005年日本国際博覧会(略称=愛知万博、愛称=愛・地球博)が、来る二〇〇五年三月二十五日から九月二十五日まで、百八十五日間、愛知県瀬戸市の東南部、長久手町の愛知青少年公園および豊田市の科学技術交流センターの予定地(約百七十三ヘクタール)で開催される。ジェトロサンパウロセンター内にある愛知県サンパウロ産業情報センターでは、ブラジル在住者も愛知万博に対する理解と協力を、と呼びかけている。
 同万博のテーマは「自然の叡知」、サブテーマ「宇宙、生命の情報、人生の〃わざ〃と知恵、循環型社会」。目標入場者数は一千五百万人。
 三月現在の参加表明状況は、国六十六カ国、国際機関六機関。
 博覧会推進局のボレチン第四号によると、開催まであと二年を切り、これから会場建設工事が本格化する。十月頃には会場の造成の形やループ(環状に敷設される鉄道線路)も姿を現す。
 一方、博覧会協会企画事業の主なものは、(1)グローバル・ハウス。博覧会のシンボルとなるパビリオン。ここでは、宇宙の誕生から今日の地球までの壮大なドラマを繰り広げて、地球・生命・人間・文化・技術に関わる大きな物語を浮かび上がらせる。未来へ残していきたい地球と生命の姿を映し出して、かけがえのない地球のためにどうすればいいのか、一人ひとりが見つめ、考える場にする。
 (2)愛・地球広場。入場者に「地球大交流」を実際に感じ取ってもらうためのコミュニケーション広場。最新の情報、通信、放送設備の助けを借りながら、世界中のいろいろなメッセージが集まり、入場者も発信できる仕組みをつくる。
(3)地球市民村。既存の建物、愛知国際児童年記念館と円形広場からなり、NPO(民間非営利組織)やNGO(非政府組織)が来場者と共に地球の未来を考える場。(4)こいの池―ナイトイベント。毎日午後八時から開催する野外型のイベント。演出家としてロバート・ウイルソン氏を起用する。
 詳細を知りたい人は――(財)二〇〇五年日本国際博覧会協会、http://www.expo2005.or.jp

image_print