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錦鯉の美しさ競う=今年も日本から審査員

5月6日(火)

 ブラジル錦鯉愛好会(尾西貞夫会長)主催の「第二十四回ブラジル錦鯉品評会」が十、十一両日、イビラプエラ公園内の日本館で開かれる。今年は二百八十―三百二十匹ほどが出品される見込み。「泳ぐ宝石」の体形や色艶の美しさを競う。全日本愛鯉会より四人が来伯、審査に当たる。
 錦鯉愛好会は二日午前十一時三十分から、サンパウロ市内のホテルで記者会見を開いた。
 愛鯉会派遣の審査員は矢部隆弘東京支部幹事、大町之夫本部国際部、鈴木安雄東京支部理事、徳竹強長野県支部長。徳竹支部長を除いて既に、ブラジル入りした。
 四人の来伯回数は三─十回を数える。本部は毎年、三十─四十匹の錦鯉を愛好会にプレゼント、愛好会はブラジル産と交配させて品種改良を試みている。
 「ブラジルのレベルがどこまでアップしたのかを見るのが楽しみだ」。
 関係者を集めての開会式が十日午前九時から、行われ、その後、表彰式に移る。
 愛鯉会創立者の黒木健夫さん、若林輝夫錦鯉愛好会初代会長が今年に入って亡くなった。品評会の席上で追悼する。
 一般公開は初日十時三十分から。今年は二日目の十一日に、マラソン大会が開かれ、公園内への車両の乗り入れは三番口のみに規制される。そのため、公開開始時間を例年より早めた。
 会場では稚魚、成魚の販売のほか、初心者向けの育鯉指導も実施される。
 入場料は大人三レアル、子供二レアル。ただし、五歳以下、六十五歳以上は無料。
 問い合わせ電話番号=0XX11・5573・6453(フジイ)。

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