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リオ商工会議所=新会頭に八十住勲氏=36日のスピート交代劇

5月13日(火)

 リオデジャネイロ日本商工会議所の新会頭に八十住勲氏(やそずみ・いさお、三井物産)が就任した。八日に開かれた会議所の定例理事会で決まった。前会頭の山本正樹氏(三菱商事)はわずか三十六日の任期で急きょ日本へ帰国。本社人事の都合とはいえ異例のスピード交替劇となった。
 「七一年に会議所が設立されて以来のこと」と塚本善胤事務局長。「いまのリオはどこを向いてもいい話はない」と続ける。
 国際協力銀行(JBIC)は健在だが、日本貿易振興会(JETRO)が昨年撤退。民間企業では三月に電気メーカー大手の東芝が支所を閉めた。
 商工会議所の会員は個人企業を含め六十三社。うち地元企業が半数を占めるのが特徴だ。しかし近年は緩やかに会員が減少。「七五年の八十社というのがピークだった」(塚本事務局長)という。

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