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コラム オーリャ!


 赤阪清隆サンパウロ総領事の栄転が決まった。八月末からは経済協力開発機構(OECD)の事務次長となる。経済協力は日本の得意な分野。被援助国ブラジルの現場を知る総領事の手腕に期待がかかる。
 OECDの本部はパリにある。詩人ヴァレリーいわく、「文学やら科学やら美術やら一大国の政治やらが烈しく集中する」都だ。
 本部建物のそばにモネ美術館。散歩がてらオルセー美術館という立地。「趣味は絵画制作」の総領事だけに、今回の人事は心躍るものがあろう。
 総領事公邸にはパリを描いた二枚の絵が飾られる。大橋了介と高岡由也の筆による。華やかな都市の陰と陽を描き好対照を成す作品が目を引く。
 開発援助を通し、世界の陰影を見渡す責務につく総領事はいま、二人の絵を前に何を思うか。パリで用意されるキャンバスは大きい。   (大)

03/06/17

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