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「政治家は歴史法廷の被告」=85歳誕生日 中曽根氏スピーチ

6月19日(木)

 [東京]中曽根康弘衆議院議員・元首相の八十五回目の誕生日を祝う会が、去る五月二十七日、赤坂プリンス・ホテル「五色・新緑の間」で催された。中曽根氏の友人、知人、各界の名士多数が出席した。ブラジルからは、友人の高木ラウル・ニッケイ新聞社社長が招かれ、席上中曽根氏と歓談、旧交を温めた。
 祝う会の発起人は各界の知名人十八人が名をつらねていた。代表は宮崎吉政氏。十八人のなかの渡辺恒雄・読売新聞社社長、石原慎太郎・東京都知事、作家の曾野綾子氏、瀬島龍三氏が祝辞を述べた。
 中曽根氏は、はじめ二十分くらいとことわり、スピーチ(謝辞)を始めたが、熱がこもり、およそ四十五分におよんだ。結びに《諦観》という言葉があった。
 「政治家は歴史法廷の被告だとしみじみ感じる。一生懸命やったつもりで、多少はやったと思うけれども、時間がたってみれば、それは遠くから見ると、とんでもないことをやったと言われる場合もうんとある。
 結局、政治家というものは、一生懸命やるのはやらなくてはいけないが、歴史法廷の被告席に立たされているのだという諦観を持って、しかも一生懸命やるのだ。それが八十五歳の感想でございます」。

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