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コラム オーリャ!

公演準備のため、各地の日系団体を行脚して回った日本の劇団1980の柴田義之さんは感謝する。「どこの会長さんも熱心で驚いた。副会長さんたちが帰宅後も一人で残って世話してくれたり」
 対照的に、会長の影がどことなく希薄なのがいまの文協のようだ。会長の上原氏はUSPの人気教授というが元学生課勤務者からはこんな話を聞いた。
「教授というのは個性派ぞろいでね。自己主張の少ない人が逆に学生から支持を受ける場合もある」。そんなものらしい。
しかし、転換期の文協が求めたのはむしろその自己主張、強いリーダーシップの方でなかったか。
過去は振り返りたくないが、このままだと日伯文化連盟の会長時代、さしたる存在感を残せなかった氏の姿がだぶる。    (大)

03/07/01

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