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若手活躍、バウルー将棋=医学生や13歳の少年

9月3日(水)

 第七回バウルー将棋大会が、去る八月十七日、文協会館で開催された。女性一人、非日系人三人を含む三十五人が参加した。バウルー将棋愛好会(浜田茂会長)主催、バウルー文協(佐藤風太郎会長)後援だった。浜田会長、大川文協副会長の開会あいさつ、梶原四男美企画部長による競技上の注意のあと、各クラスに分かれ熱戦を展開した。成績は――
 [王将戦、三段]優勝安達弘芳、二位森泉アレサンドロ、三位市原嘉男、[金将戦、二段]優勝梶原四男美、二位北爪泰、三位佐藤清寿、[銀将戦、初段]優勝木稲重朗、二位高橋幸二郎、三位西田マリオ、[銀将戦、初段B]優勝酒井タカオ、二位弓場勝太郎、三位マツヤマ。
 王将戦で勝った安達三段(二三)はマリリア医科大学の六年生、バウルー将棋愛好会の星。二位の森泉君は伸び盛りの十五歳。しのぎをけずっているが、今回は安達さんが勝った。唯一の女性参加者は、JICA派遣で、日本語学校に去る四月赴任した日本語教師の神田佐知さん。今大会の〃花〃となった。初段Bの勝者酒井さんは十三歳、森泉さんにつぐホープだ。
 各クラスの優勝杯は田崎輝雄バウルー文協副会長、早川正雄ノロエステ連合文協副会長、浜田茂愛好会会長から寄贈された。ほか将棋会杯、愛好会賞、北爪賞が、各段四位まで、参加賞が全参加者に贈られた。(梶原四男美さん通信)

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