ホーム | 日系社会ニュース | 農産物加工の指導に=JAから今田専門家来伯

農産物加工の指導に=JAから今田専門家来伯

2006年10月11日付け

 全国拓植農業共同組合連合会(JATAK、馬場光男所長)の派遣専門家として、JAの女性部員で農家レストラン「楽舎(らくや)」を経営する今田(こんだ)みち子さんが今月六日に来伯。来月三日まで、ブラジル各地の移住地の婦人部などを対象に、地元の作物をつかった加工品の指導などをおこなう。
 今田さんは山形県西村山郡の出身。自給運動や付加価値づくりなど、心に潤いをもとめた「手作り」の良さを積極的に提案。環境を守るために、廃食油石鹸作りなどを実践してきた。
 またJAの組織メンバーや地域住民、高齢者などを対象に、自給運動から覚えた種々の農産物の調理法などを紹介する数多くの講演を行ってきた。
 案内に来社したブラジル農協婦人部連合会(ADESC)の吉泉美和子会長は「売れるものを作るのではなく、生活に身近で役にたつものをたくさん教えてもらいたい」と意欲的に話していた。

image_print