ホーム | コラム | 樹海 | コラム 樹海

コラム 樹海

 お隣の国のことをとやかく言うつもりはないけれども、韓国政界の汚職と不正疑惑はかなりに深刻なようだ。全斗煥氏や盧泰愚氏に始まり金大中氏も、ノーベル平和賞を受賞した南北首脳会談の開催に際して北朝鮮へ多額の資金を贈ったの疑いが発生し大きな政治問題になった。全氏も盧氏も職業軍人のエリートなのに金銭感覚が、庶民や普通の人々とは異なるらしいのだ▼全元大統領は裁判にも敗訴し財産を差し押さえられたりと大変な苦労だそうながら、現在の盧武鉉大統領もきな臭さがする。直接―ご本人が関与したのかどうかは別にしても、側近中の側近である崔・前青瓦台秘書官が、昨年の大統領選挙後に財閥から一億円の秘密資金を受け取ったらしい。当然ながら政治的な問題になるし、崔氏は秘書官を辞任するが、国民の政治不信は高まり政界は混迷するばかり▼まあ日本だってリクルートやロッキードなどの汚職体質があるし他人様だけを責めるわけにはいかない。けれども、韓国の汚れ方も酷いと言わざるをえない。日本人と韓国人はあんなに近くに住み暮らしているのに考え方も食事も行動様式もまったく違うような―そんな気がする。それなのに政治家とカネの話になると奇妙なほどに一致する不思議さ▼盧大統領もよほどに困ったのだろう。十二月に国民投票を実施して信任を問うと提案したという。もし、不信任であれば辞任もすると言明しているのだから韓国は大騒ぎに違いない。苦学力行の末に大統領に上り詰めた盧氏も、今頃は青瓦台の執務室で「政治の厳しさ」に心を痛めているのではないか。(遯)

03/10/14

image_print

こちらの記事もどうぞ