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佐藤瑛杜子さんが慰問=憩いの園で唱歌を熱唱

10月29日(水)

 ブラジル山形県人会(荒木克弥会長)の創立五十周年記念式典に、日本から参加したソプラノ歌手、佐藤瑛杜子さん(山形県出身、京都在住)は帰国直前の二十三日、憩いの園を慰問した。
 五年前の同創立四十五周年式典時に初来伯し、すっかりブラキチになった瑛杜子さん。その折もこどものその、憩いの園を慰問した。特にこどものそのには、帰国後に山形県でリサイタルを開き、その入場料から経費を除いた全額を寄付するなど、熱い気持ちを持っている。
 今回憩いの園を訪れて、最初に驚いたのは、ロビーに飾られていた四十七枚の写真だった。今年八月に「喜んでもらえれば」と瑛杜子さんが贈ってあった平安時代の花嫁衣裳の内掛けを着た、入園者と職員の写真だった。一枚一枚に表情に、喜びが満ち溢れていたそう。
 瑛杜子さんの歌を今か今かと待ちかまえていた三十人近くのお年寄りを前に、「さくらさくら」「荒城の月」「あおぐ星空」(パラナ州の会田清さん作詞・作曲)を歌い、最後にみんなで「ふるさと」を合唱した。
 その後、瑛杜子さんは別棟の食堂で、車椅子の人たちの前でも唱歌を披露した。五年前には三人いた山形出身者も、現在は矢萩清雄さん一人。入園者と再会の約束をして、惜しまれながら憩いの園を後にした。

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