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各政党首が第一声=自民・小泉「構造改革を断行」=民主・菅「腐敗の根断つ」=選挙企画=中

10月31日(金)

 二十八日の公示直後には、日本の各地で各政党首が第一声を上げ、有権者に理解を訴えた。ブラジルにまで届きにくい主要党首の生の声を紹介する。
 自公保三党で過半数を確保できない場合は「下野する」と明言、連立政権の維持を目指す自民党の小泉純一郎総裁は、「最も遅れているのが、官の分野の構造改革だ。メスを入れたのが小泉内閣。野党は『ダメだ、ダメだ』というが日本は捨てたものではない。悲観論から新しい挑戦は生まれない。改革を断行して、多くの人が希望を持てるようにする」と気勢を上げた。
 一方、小沢一郎氏率いる自由党と合併し、政権交代の実現を目標に掲げる民主党の菅直人代表は「この選挙で問われるのは、脱官僚・脱集権・脱腐敗だ。全国で七百兆円の借金を残したのは官僚中心集権国家。政権交代なくして腐敗の根は立てない。政権交代する本物の二大政党制が生まれるかどうかが、この選挙にかかる」と力強く訴えた。
 公明党の神崎武法代表は「公明党が連立政権に加わり、政治が安定し生活者の目線に立った政策を着実に実現している。連立を引き続き継続させ、改革を断行させて欲しい」と呼び掛けた。
 小泉首相と安倍晋三幹事長を前面に打ち出す自民党と「菅・小沢」コンビでアピールする民主党との二大政党対決の色合いが強まる今選挙で、老舗政党が苦戦を強いられている。
 今春の統一地方選でも退潮傾向を見せ、機関紙「赤旗」の部数も低下するなど組織力に陰りが見える共産党の志位和夫委員長は「社会保障で医療費の値上げが断行され、年金の大改悪が行われようとしている。消費税の増税を断じて許さないという意思を示し、憲法を踏みにじったイラク派兵を今からでも中止しよう」と第一声。
 辻元清美元議員らの不祥事や北朝鮮拉致事件での失点などで逆風に立たされる社民党の土井たか子党首は「今回の選挙の争点は憲法。平和憲法が今危ない。今までの暮らしは、戦争をしないことを決めている憲法の中での暮らしだったことを、大事にしないといけない」と護憲にこだわる党の姿勢を強調、党の存在理由をアピールした。
 昨年十二月、保守党と民主党の一部議員らによって誕生した保守新党の熊谷弘代表は「今、改革を花咲かせるか、閉塞感の世界に後戻りさせるかの闘いだ。今の政治ほど、国民の期待とズレが生じている時代はない。連立政権の中にも古い勢力がいる。自民党改革派と生活者の立場に立つ公明党と手をつなぎ、命をかけて改革の実現に取り組む」と自公保の枠組み維持を訴えた。

■各政党首が第一声=自民・小泉「構造改革を断行」=民主・菅「腐敗の根断つ」=選挙企画=中

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