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第34回ニッケイ・ゴルフ選手権大会=17歳、初出場で初優勝=宮村選手の鮮烈デビュー

11月5日(水)

 第三十四回ブラジル・ニッケイ・ゴルフ選手権大会でパラナ州クリチーバ市の十七歳の学生、ジュニア・クラスの宮村エンゾ・アキオ選手が初出場で堂々、初優勝に輝いた。
 全くの無名から今大会で一躍、ニッケイ・ゴルフの王座を獲得した宮村選手は、元熊本県人会会長の故・宮村李光氏の孫。弁護士志望、百七十センチ。まだ童顔が残る予備校生でパラナ・ジュベニールのトップ選手。「まさか優勝できるとは」と多くの祝福を受け照れていたが「最高に嬉しい」と笑顔を見せていた。
 また、女子部門では、中村るり子選手(四一 テーラ・デ・サンジョゼー)が予想通り強く、二位の飯島ひとみ選手(PL)に六打差をつけて、第二十九回(九八年)大会以来、五年振り二回目の優勝を果たした。
 シニアの部は、大石辰登選手(アルジャ)が第三十回(九九年)、第三十二回(〇〇年)についで通常三回目の覇者となった。
 大会はブラジル・ニッケイ・ゴルフ連盟(野村義人会長・実行委員長)、ニッケイ新聞社(高木ラウル社長)、PLゴルフ・クラブ(田中信理事長)及びアルジャ・ゴルフ・クラブ(近沢宗貴理事長)の後援で初めてPLゴルフクラブ場で一、二の両日にわたり行われた。
 北はアマゾナス州やパラー州、南はリオ・グランデ・ド・スル州から過去最多の二百四十二人の日系ゴルファーが参加、二日に渡って熱戦を繰り広げる好大会となった。
 主な成績は次の通り。
[スクラッチ部門]男子―一位、宮村エンゾ(PR)百四十九。二位、唐沢正三(SB)百五十一。女子―一位、中村るり子(TSJ)百五十。二位、飯島ひとみ(PL)。男子シニア―一位大石辰登(AGC)百五十六。二位高橋ミチオ(NORTE)百五十七。
 ほか各カテゴリーアの優勝者。女子セニオル、ナカエ。女子ベテラーノ、平松トシ子。女子A、吉田(SF)同B、吉岡(AGC)。
 男子シニアA、野沢(AGC)。同B、平松(PL)。男子A、飯島(PL)。同B、島袋(AGC)。

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