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サンパウロ市南部で日系女性殺害=現金奪い 喉を切る残虐犯

11月5日(水)

 十月三十一日夕方、サンパウロ市南部のサウーデ区の住宅で、洗濯業を営むセルジオ・アキヒロ・ナカツさん(四四)の妻、アルレッテ・チヨミさん(四二)が手足を縛られた上に、喉を切られて死亡しているのを配達から帰宅したセルジオさんが発見、警察に通報した。
 室内が荒らされていた上、タンスの中の封筒に隠してあった四百レアルが奪われていたことなどから、警察は強盗殺人事件とみて捜査している。セルジオさんらは十二年前から同所で洗濯業を営み、二階が自宅となっていた。
 調べによると、セルジオさんは同日午後三時に配達のため、アルレッテさんと三十一歳の男性従業員を残して外出。男性従業員は午後五時半に帰宅した。午後六時半に帰宅したセルジオさんは、応接間で殺害されたアルレッテさんの遺体を発見したという。喉を切られていただけでなく、アルレッテさんの着衣に乱れがあった。
 アルレッテさんのいとこに当たるロジェーリオさんによると、アルレッテさんは親切な人柄で知られ、人から恨みを買う可能性はないという。
 セルジオさん夫妻には八歳と十歳の子供がいる。

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