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宮崎アニメ題材に発表も=日本研究学会が研究公開

11月28日(金)

 全伯日本研究学会(二宮ソニア代表 ABEJ)は十二月十一日(木)午後七時から、国際交流基金(パウリスタ通り三七番一階)で、一般公開の第一回日本研究発表会(文化)を行う。
 六人の研究者が十五分ずつ発表し、そのつど質疑応答がある。すでにドイツ系ブラジル人心理学者による、宮崎駿監督のアニメ映画『千と千尋の神隠し』や『ハリー・ポッター』シリーズを題材にして、洋の東西における十歳児の違いを心理学的な側面から分析した研究の発表が決まっている。また大学のマーケティング広告研究者による発表も予定。発表の大半はポ語。
 「できるだけ多くの方に参加していただきたい」と来社したエンドウ・ヤスコ・テレーザさんは呼びかけた。参加費は無料。問い合わせはエンドウさん(11・288・4971、午後二時~六時)まで。
 全伯日本研究学会は、幅広い日本研究を促進するために、〇二年四月に設立された学際的な研究者組織。すでに約百八十人の会員がいる。第二回研究発表会(文学)は来年三月四日、第三回(語学・教授法)は同三月十一日に予定されている。

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