ホーム | 日系社会ニュース | カポエィラの技競う ブラジルの踊りショーも

カポエィラの技競う ブラジルの踊りショーも

12月6日(土)

 [静岡新聞一日]独特の楽器演奏の中で演武するブラジル伝統の格闘技、カポエィラの交流大会が三十日、浜松市板屋町のアクトシティ浜松で開かれた。県内外から日系ブラジル人や日本人愛好家など三百人近いカポエィリスタが集い、日ごろ磨いた技を披露するとともに、親交を深めた。
 浜松市の日系ブラジル人、ジョージ・ペレイラ・ヤギさん(通称・ジャポン)が同市海老塚町に開くカポエィラ道場「アルチネグラ」が、昇段審査会を兼ねて開いた。
 円形の試合場でカポエィリスタ二人が向かい合う。緩急を付けた動きで間合いを計り、足技を中心に攻防を繰り広げる。側転や倒立を含む連続した柔らかな動きが特徴だ。さらに二人を囲む人々が弦楽器や太鼓で奏でる音楽や歌声も試合には欠かせず、演武は祭典に似た雰囲気を醸し出す。
 会場では審査に臨んだ人々への激励と祝福の掛け声が響いた。模範演武やブラジルの伝統的な踊りのショーもあり、終始にぎわいを見せた。

image_print