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日本から書家の色紙届く=全伯短歌大会特別賞に

12月11日(木)

 椰子樹社およびニッケイ新聞社共催の第五十五回全伯短歌大会が九月十四日に開かれたが、各部門の第一位特別賞に贈られる日本の書家、石黒寛邨さんの色紙がこのほど、本社に届き、近く椰子樹社を通して贈呈される。
 石黒さんは秋田県在住の六十七歳。村山俄山・書道笹波会理事長(日展審査員)に師事、秋田書道展に一九七九年初入選以来、連続入選二十回、読売書法展に八八年の初入選以来、入選七回、日本書芸院展で九九年、無鑑査・特別賞受賞。二〇〇〇年七月、「石黒寛邨書道展」を文協内ブラジル日系美術館で開催、椰子樹誌創刊六十周年記念号に掲載された短歌百十八首を収めた折り帖をはじめ三十五点を出品した。
 なお、受賞者は次の通り(敬称略)。
 [代表高点歌]一位同点三人=岡本喜代子、藤田朝日子、勝連ひろし
 [互選高点歌]一位同点二人=瀬尾天村、青柳ます
 [題詠]上妻泰子
 [独楽吟]古山孝子

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