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高さんが名誉市民=功績評価、オザスコ市が贈る

12月24日(水)

 高清オザスコ日伯文化体育協会会長への名誉市民権伝達式が、三日午後八時半から、オザスコ市議会議事堂で行われた。京野良雄退役大佐、佐藤ヒデオ元コンゴニャス空港長、矢野ペードロ福岡県人会前会長、行徳ミゲル同副会長、池崎博文リベルダーデ文化福祉協会会長らの来賓と、地元宮崎文生市議ら各市議、文協役員、会員、友人知己、家族ら百五十人が参列した。
 ジョゼー・ベント・コエリョ市議会議長の特別議会宣言に始まり、君が代、イーノナショナルと両国歌斉唱、続いて井ノ口次郎市議が高会長の経歴紹介と推薦の辞。
 高家と奥地在住時代からゆかりの深い京野さんが祝辞、ロベルト・トゥラッペ第一書記が勲記を読み上げ、議長から名誉市民権が伝達された。満場に拍手が湧いた。高会長は日本語で、多数の出席を謝し、満場一致で市民権贈呈を決議した市議会へ感謝の意を表し「これからも文協とオザスコ市発展のため、微力を尽くすことを誓います」と述べた。
 長男のネルソンさんが通訳し再び拍手が起こった。議長からも祝福の言葉があり、伝達式を終了、コクテルに移り、高会長を囲んで和やかなひときを過ごした。
 高会長は、福岡県出身、八十歳。三四年、少年時代に家族移住、モジアナ線クラビニョに入植、農業に従事、六一年オザスコに移り、以来商業で成功。地元文協に在籍二十四年、現在まで十一年間会長をつとめ、その間、文協の地盤を強固にした。特に三重県津、オザスコ両市の姉妹都市交流事業に日系市民代表として参画、その功を両市から高く評価されている。また、過去福岡県人会をつとめ、同県人からも敬愛されている。

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