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ジェトロビジネス日本語能力試験=サンパウロ市は今年もトップレベル=世界14ヵ国31都市で実施

12月25日(木)

 ジェトロサンパウロセンター(桜井悌司所長)は十八日、今年十月に世界十四カ国三十一都市で実施したジェトロビジネス日本語能力テストの結果を発表した。どうようなビジネス場面でも日本語による十分なコミュニケーション能力があるとされる「J1+」の取得率(海外のみ)でサンパウロが第一位、同レベルの取得者数(同上)でも第二位と昨年に引き続き好成績を収めた。
 八回目となる今回から、三段階のレベル別合否判定方式から八百点満点のスコア(得点)方式に変更された。
 日本国内を合わせた総受験者数は二千八百八十二人。海外の会場では千四百七十一人が受けた。二回目の実施になったブラジル・サンパウロでは百六人が試験に挑んだ。
 「J1+」は六百点以上。サンパウロでの取得者数は十一人で取得率は一〇・四%だった。取得者数では香港(十二人)に首位の座を譲ったが、取得率では堂々のトップ。
 横山博之事業部長は「日系社会の大きさと基金やブラジル日本語センター(旧日本語普及センター)の日本語普及に対する取り組みの成果を感じた」と話す。
 ジェトロはブラジル日本商工会議所会員企業を対象にテストに関するアンケート調査を実施した。テストの認知度は六二%で、もうひとつの結果。来年以降、ブラジル日本語センターと協力して広報活動に力を入れていく方針だ。

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