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『ドナ・マルガリーダ・渡辺』=前山さんの本ポ語訳=救済会関係者と最終調整

1月6日(火)

 『ドナ・マルガリーダ・渡辺 移民・老人福祉の五十三年』(御茶の水書房)のポルトガル語訳が近々、刊行する見込みになった。日本語版著者の前山隆阪南大学教授が昨年末に来伯、救済会(左近寿一会長)関係者と最終調整をした。
 世代交代の進行で日系福祉施設は厳しい経営環境に置かれている。十二歳でブラジルに移住し、福祉事業に半生を捧げた故渡辺女史の生涯を紹介。若い世代に日系社会に関心を持ってもらいたいとの思いが込められている。
 前山氏は八〇年代にインタビュー、九六年に日本語版を出版した。渡辺女史の口述が主体になり、著者が移民史などを肉付けする形で展開。各種情報の出典も紹介され、「読み物としても研究書としても楽しめる内容」だ。翻訳作業は三年ほど前から、進められてきた。 
 「渡辺女史は上品なポルトガル語を話す人だった。幼い頃に渡航したけど、美しい日本語を話すよう努力していた」と故人を偲んでいた。
 カリブ海地域に居住するアジア系人種を人類学的視点から分析。七、八人の共著で書籍を発刊する予定だという。

 

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