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教師交流などを盛んに=那覇市・サンヴィセンテ=姉妹都市提携、昨年25周年

1月7日(水)

 二〇〇三年に姉妹都市盟約を締結して二十五周年を迎えた沖縄県那覇市とサンヴィセンテ市。昨年十月から約二ヵ月間、姉妹都市交流で那覇市を訪れたサンヴィセンテ市役所教育局教育課課長、ナイエネ・ド・カルモさんと両市の調整役を務めたブラジル沖縄県人会、照屋マリオ理事が五日来社、那覇市での交流の様子、今後の取り組みなどについて語った。
 那覇とサンヴィセンテは一九七八年、姉妹都市盟約を締結。以来、二十五年間のうち五年の中断があったものの、教師十九人、農園技師一人、都市計画技師一人、観光課職員二人が渡沖、文化や技術交流を行なってきた。
 二十五周年を記念する〇三年度の姉妹都市交流は昨年十月八日から同十二月十二日まで行なわれた。今回、那覇に向かったナイエネさんは非日系人で日本は初めて。照屋理事は、「ブラジルと日本の交流を図るもの。非日系人が行くことに意義がある」とした。
 ナイエネさんの目的は、自身も幼稚園の先生とあって、幼児教育制度を幅広く見聞すること。教育制度で異なることに、日本では保育園は市役所、幼稚園から市教育委員会の管轄になるが、ブラジルは保育園から小学校まで市役所の管轄となり、一貫した教育が可能と指摘、那覇で教育者を集め両国間の幼児教育を比較する発表をしてきたという。
 また、今後、那覇の幼児教育で、ぜひ、取り入れたいものとしては、運動会が挙げられた。「一年に一回、おじいちゃんやおばあちゃんを呼んで運動会を行なうことで、拡散する家族を団結させることができるのでは」と、今年の年間行事に盛り込むつもりだ。また、那覇からパーランクー(小太鼓)八張のプレゼントを受け、「盆踊りとか、沖縄の伝統芸能を教えたい」と笑顔を見せた。沖縄では幼児期から、地域の文化を教えていることに感銘、「子どもの教育にとって、文化の伝承は重要」と語った。
 そのほか、今年二月中旬、サンヴィセンテ市で沖縄の音楽、文化などを紹介するセミナーを開催する予定。ブラジルを出るまで日本語を知らなかったナイエネさんだが、いまでは、あいさつやいくつかの単語も習得、今後の両市の交流活動に邁進する。

 

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