ホーム | 日系社会ニュース | 自然食開発に拍車=弓場農場、美味しい大豆加工

自然食開発に拍車=弓場農場、美味しい大豆加工

1月8日(木)

 今年の七月に予定されている第七回フェスチバル・ド・ジャポン(日本祭り、県人会連合会主催)。サンパウロ州ミランドポリス市第一アリアンサにある弓場農場が、これにそなえて手づくりの自然食開発に拍車をかけている。
 美味しい、と定評のあるユバ味噌に付加価値をつけるために、パラグァイのイグアスー移住地から非遺伝子組替えで高タンパク質含有で知られる「オーロラ」種の大豆を導入し、新しい味の味噌を作っている。その試作品が昨年暮に出来上がり、恒例の「ユバ・クリスマスの夕べ」公演に農場を訪れた人たちに試しとして供したところ「味がさわやかだ、色がきれいだ!」などと好評を得た。
 「今年の日本まつりに出品するオーロラ素材の味噌はすでに仕込みました。栄養価が高く、コクのあるカゼイロ味噌を皆さんにお届けして、健康増進に役立てていただきますよ」と味噌作り責任者の弓場的(ひょう)さん(二世)は自信満々だ。
 昨年、初めて参加した日本祭りでの経験が大きな教訓となっている、とも言う。「土と共に歩む」という創立者・弓場勇(兵庫県出身・一九七六年没)の理念が生活の基盤となっているこの農場では、作物も自然栽培、その素材をふんだんに使った果物や野菜などの自然食品の工夫が進んでいる。
 加工食品には原料と賞味期限が表示されるなど、Produto Caseiro YUBAの自信と誇りが暗示されている。大豆オーロラで作った豆乳を試飲したという高橋陽(よう)さん(二世)は、「普通の大豆のような生臭さがなく、幼児でも抵抗なく飲むの。タンパク質も高いし、子供たちの健康にも良いわ。オーロラは豆乳にも最高ね!」と絶賛。
 今年はパラグァイ+ブラジルの健康自然食を味わう機会が増えそうだ。〃農業と祈りと芸術〃を共存させている弓場農場の人たちは、今年も元気一杯で新年を迎えた。

 

image_print

こちらの記事もどうぞ