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マリリア=家族は怨恨説否定=カワカミさん襲撃事件

1月23日(金)

 【既報関連】十九日、サンパウロ州マリリア市の企業家、イワオ・カワカミさんが同市セントロ区の路上で強盗に銃で撃たれた事件で、警察が犯人は何らかの理由でイワオさんを殺す目的で襲ったとにらんだが、イワオさんの家族は警察の推測が信じられないと語っている。二十一日付、ジアーリオ・デ・マリリア紙が報じている。
 イワオさんの息子、エドゥアルドさんによると、イワオさんはシッチオで飼っている動物に食物の残りをもっていく途中、ポンボ街道で二台のバイクに乗った四人の強盗に襲われたらしい。現在、サンタ・カーザ救急病院の集中治療室に入院しており、意識はあるが、薬で譫妄(せんもう)状態。そのため、まだ、警察の事情聴取の予定はたっていない。
 エドゥアルドさんは、警察が初動捜査で推測した強盗説には同意しているが、「父は敵もなく、犯行につながるような争いもなかった」とし、怨恨説を否定。「父はいつも几帳面で、誠実で遠慮深い生き方をしていた。一度も敵をつくらなかった。私たち家族は父と問題になった人は誰も知らない」などとしている。

 

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