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デイケアー初日=広島県人会=予想外の人数参加

1月29日(木)

 広島文化センター(サンパウロ市アクリマソン区タマンダレー街八〇〇番)で、二十七日からデイケアー(通所介護)サービスが始まった。初日は雨模様だったにもかかわらず、約三十人の高齢者が訪れ軽体操やゲームを楽しんだ。
 独居老人など部屋に閉じこもりがちなお年寄りに、憩いの場をつくろうというのが狙い。ブラジル広島県人会(大西博巳会長)が七十五歳以上を対象に月一回、実施。会員だけでなく一般希望者も受け入れる。
 この日は血圧測定、自己紹介、ゲーム、体操などのプログラムが組まれた。ボランティアが既に二十人ほど登録、同文化センターに入居中の学生二人も顔を見せた。
 マッサージ師が自身の仕事内容について概要を説明、別室で診察した。しかし、マッサージは月に一度では効果が薄い上、治療中にデイケアーの活動に参加出来ない。
 そのため、県人会は希望者だけを募って別の日に行えないか検討する。大西会長は「いろんな意見を聞きながら、悪い点はどんどん、改善していきたい」と意欲的だ。
 昼食には、一月だということで雑煮、黒豆などが食卓に上った。今後も季節感のある献立を立てていきたいという。
 コーディネーターの高木慎子さんは「たくさんの人が出入りして県人会にも活気が出るのではないでしょうか」と語り、上々のスタートを喜んだ。

 

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