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永六輔さん3月に講演=時事問題をユーモアで

2月6日(金)

 ラジオやテレビの構成、司会を務める一方で、作詞家、作家としても活躍、「大往生」などのベストセラーがある永六輔さんが三月七日午前十時から、文協大講堂で講演する。日本航空と文協の共催で入場は無料。三月六日午後二時からはイビウナ文協でもある。四日に着聖するその日に日本のラジオ番組の録音を行い、二日連続で講演。八日には帰国の途につく。
 永さんは一九三三年、東京・浅草の生まれ。浄土真宗「最尊寺」住職の次男。中学生の頃よりNHKラジオに台本の投稿を始め、早稲田大学在学中に放送界に入る。以来、ラジオを中心に作詞、テレビ、出版の仕事を続けている。
 生活の大部分は旅暮らし。そこで感じた矛盾や感動を語ったり書いたりしている。市民運動、ボランティア活動にも熱心なことで知られている。
 今講演では「学校ごっこ」(仮題)をテーマに、時事、社会問題を独自の切り口で斬りユーモアたっぷりに語る予定。観衆との掛け合いも見ものだ。
 一九九二年、NHK放送文化賞を受賞。主な近著に「もっともっとしっかり、日本人」(日本放送出版、一九九八)、「沖縄(ウチナー)から日本(ヤマト)が見える」(祥伝社、二〇〇〇)、「さようなら芸能界」(朝日新聞社、二〇〇一)、「人はなぜ歌うか。六輔流・日本音楽史」(日本放送出版、二〇〇三)などある。

 

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