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門松としめ縄=大使館の新年祝賀会

2月11日(水)

 [ブラジリア支局]在ブラジリア日本大使館主催による、恒例新年祝賀会が去る一月十六日、大使公邸で催された。公邸玄関には立派な門松としめ縄が飾られ、〃日本の正月〃が象徴されていた。
 日系団体の代表、受勲者、日伯関係機関で働く人など約二百人が招待された。儀式は正午過ぎから始まり、「君が代」斉唱のあと、池田大使が年頭の挨拶、大前領事が通訳。大使、林ブラジル中西部日伯協会連合会らによる鏡割り。祝賀会に移り、長老の山口通夫さんの音頭で乾杯、例によって寿司、てんぷらの模擬店、雑煮、煮しめ、お節料理もある会食で、二時間にわたり歓談した。
 大使は挨拶のなかでつぎのように述べた。「ブラジルでは昨年新大統領が就任、予想以上に経済的にも落ち着きを見せ、世界的な信用が上がった。昨年の統計では、日本は米国についで二番目に多く投資しているとのこと、今年は日本も経済が回復基調にあるので、もっと日伯の交流が期待できるだろう。また、ブラジリアの日系人も昨年大同団結ができて、四年後に迫った日本移民百周年に向かって、何かが行えるのではないかと思う。大使館としてもできるだけの協力をしていきたい」。

 

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