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■ひとマチ点描■北東伯のナゴヤ・ハウス

3月 3日(水)

  リオ・グランデ・ド・ノルテ州のナタールは美しい海ときれいな空気に恵まれた「太陽の町」Cidade do Solと呼ばれている。サンパウロ市から北々東に約三千キロ離れている。南米大陸最東端の座を僅差でパライバ州のジョン・ペソアに譲っている。
 ナタールの人口は約八十万人。美しい海岸線と純白のような砂浜が広がっている。自然保護に指定された区域も多い。空軍の訓練基地としても知られている。治安も良好なため、年間を通して観光客を魅了している。この町にNAGOYA HOUSEという日本食品や自然食品や東洋風の土産品などを扱っている店がある。
 経営者は伊藤美津江さん。パラー州のモンテ・アレグレ移住地で生まれた二世だ。主人の伊藤範夫さんが名古屋出身のため、ナゴヤ・ハウスにしたという。九六年に開店した。ナタール在住の日系人は百名前後と少ないため、顧客の九九%はブラジル人だ。健康食ブームに支えられて、好調な南米大陸最東端にある日本食品店である。(わ)

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