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ニッケイ俳壇、歌壇、柳壇=選者5人に感謝状を

3月12日(金)

  第四十八回パウリスタ・スポーツ賞授賞式(ニッケイ新聞社主催)が、十八日午後七時から、文協ビル小講堂で行われる。同授賞にあわせて、ニッケイ新聞文芸の各選者を表彰、感謝状を贈る。感謝状を贈られる人は短歌の清谷益次さん、小野寺郁子さん、俳句の星野瞳さん、富重かずまさん、川柳の瀬古義信さん。各選者の略歴はつぎのとおりである 
 ◇清谷益次さん 一六年広島県生まれ、二六年渡伯。四八年~五六年パウリスタ新聞編集部勤務、五八年~九四年南伯農協中央会、同農協勤務中、移民史料館建設委員・運営委員、文協関係コロニア文学賞選考委員。主な著述は八一年「コロニア万葉集」編集、八五年「遠い日々のこと」(歌文集)、九三年「岩波菊治―短歌に辿る一移民の心の軌跡」(人文研)、九八年「新聞は移民にとって何であったか」(人文研)、九八年「証言としての移民短歌」(季節社―東京)。
 ◇小野寺郁子さん 三〇年愛知県生まれ、三九年渡伯。七〇年歌誌「椰子樹」、文芸誌「ブラジル日系文学」会員、九四年「パウリスタ新聞歌壇」(清谷益次さんと)共選、九八年から「ニッケイ新聞歌壇」(清谷益次さんと)共選、九九年「椰子樹」選者。
 ◇星野瞳さん 一八年島根県生まれ、三〇年渡伯。四九年佐藤念腹門に入門。五五年「ホトトギス」同人、七七年「パウリスタ新聞俳壇」選者、九八年から「ニッケイ新聞俳壇」選者。文章会「山会」に九編の文章が入り「ホトトギス」に掲載される。「玉藻」誌、「春居」誌の巻頭を幾度か得る。八六年俳誌「子雷」発行(眼疾のため一五五号で休刊)。
 ◇富重かずまさん 二〇年山口県生まれ、四〇年召集を受け山口歩兵第四二聯隊に入隊、四一年中支へ、四六年五月まで最前線勤務曹長。復員後五三年「菜殼火」に拠り野見山朱鳥に師事。五九年渡伯。八三年「日伯毎日俳壇」選者、八六年俳誌「蜂鳥」創刊、九一年「耕」入会、九二年俳人協会会員、九三年同評議員、九七年句集「相聞歌」刊行。九八年「ニッケイ俳壇選者」。
 ◇瀬古義信さん 一三年岐阜県生まれ、二六年渡伯。三一年から川柳作句、川上三太郎の「川柳研究」会員、関西最大の結社「ファスト」会員、現在熊本「ふんえん」吟社吉岡竜城会長の末弟。「日伯毎日柳壇」選者をへて、九八年「ニッケイ柳壇」選者。

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