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屋外講堂建設スタート=救済会総会、左近会長続投へ=〇四年予算一九四万レ=前年比5%増

3月24日(水)

  救済会(左近寿一会長)は二十日午前九時から、サンパウロ市リベルダーデ区の同事務所で第五十二回総会を開き、〇三年度事業報告、同年度会計報告、〇四年度事業計画案、同年度予算案を審議し、議題はすべて承認された。役員改選も伴わせて、実施され、左近会長の続投が決まった。
 同会が運営する憩の園(中川テレザ園長)で暮らすお年寄りは九十一人。うち、七三・六三%の六十七人が戦前移住者だ。半介護者が四一・七六%(三十八人)、五八・二四%(五十三人)が要介護者で、自立者は一人もいない。
 今年度予算案は施設(百五十四万五千四百四十七レアル二十センターボ)、事務所(三十九万九千四百八十レアル〇九センターボ)で計百九十四万四千九百二十七レアル二十九センターボ。昨年比で五%伸びた。
 今年度事業としては、地域住民を対象にした在宅介護の講習会、慈善バザー、『ドナ・マルガリーダ渡辺』(前山隆著)のポルトガル語訳などが計画されている。
 また、屋外講堂(多目的ホール)の建設に向けて既に、準備がスタートした。その隣接地に地域福祉センターを開所させる予定で、今後、建築案を煮詰めていく旨が発表された。
 再選した左近会長は「当面の路線はある程度決まっているので、それを実現するためにがんばるだけです」と所信表明した。
 主な役員は次の通り。【理事会】会長=左近寿一、第一副会長=吉岡黎明、第二副会長=上島中田悦子、専任理事=平田光男、第一会計理事=小川英輔、第二会計理事=浅川正雄、第一書記理事=片岡研二カルロス、第二書記理事=藤井常孝オズワルド。敬称略。

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