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水本すみ子さん歌文集=第2集24年ぶり『印度素馨』

4月2日(金)

 水本すみ子さんの歌文集『印度素馨』(プルメリア)が発行された。歌文集は、七九年の『ロデイラ―明日また』に次ぐ二十四年ぶり第二集である。内容は短歌、俳句、翻訳短歌(井本格訳)、随想、文章翻訳「追憶の神戸」(山内淳訳)「『ミッドウェイの歌』にふれて」(脇坂勝則訳)、佐藤完一遺作十五首、写真集。清谷益次さんが序文を書き「前著の短歌作品に目を通し、今度の全短歌を時間をかけて読ませてもらったのだが、この期間には伴侶の比較的若い年齢での逝去があって、精神的にはこの上ない苦渋の時代が含まれているにもかかわらず、全体としての作歌姿勢とそこから生まれる歌柄は、落ちついたものになっている」と評している。

 

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