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 日本の人口が減って行く。それも遠いことではなく、〇六年の一億二千八百万人をピークとして減少し始め二〇五〇年には一億人を割るというのが人口問題研究所の予測である。この推計によると、二一〇〇年には六千四百万人へと半減するそうだ。この予測通りに進むかどうかは不確かながら、日本の人口が減るのは間違いない▼こうした傾向の国は西欧にも多いのだが、ドイツなどは人口減を補うために七百万人を超す外国人を導入している。フランスも同じであり、近い将来に於いて日本も「人口問題」を真剣に考慮せざるをえなくなるまい。人口が減るに任せて大和民族だけで「小さな日本」で生きる抜く道。ドイツのように外国人を大量に受け入れて「大きな日本」に進むかの二つしかないだろうけれども、どちらを選ぶかは難しい▼江戸の頃、人口は約三千万人とされた。それが百五十年ほどのうちの四倍にも膨れ上がり明治になると「海外への移民」政策となったのは周知の通り。人口の膨張を背景にして経済は右肩上がりに発展してきたし今や世界第二位の規模を誇るまでになったけれども、そうした社会基盤の礎となる人が減ってしまえば、これまでのような繁栄を望むのは無理と言う他はない▼経団連などは「外国人導入論」の立場だが、果たしてこの理論が正しいものかどうか。経済的な規模は小さくなるかも知れないが「量より質」への転換をはかるなどの方策で「小さな日本」も一つの選択肢にも思えるのだが―どうだろう。   (遯) 

04/04/15

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