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非日系人が最高賞=琉球民謡コンクールで

5月6日(木)

 二十五日に琉球民謡保存会ブラジル支部(山城正広支部長)が主催して行なった琉球民謡コンクールで、イタリリー町在住の非日系人カルモ・パイション・バルボザ・ジュニオルさん(二二)が最高賞に輝いた。
 カルモさんは島元シゲ先生に沖縄民謡と三味線を習い始めてまだ三年。ブラジル人が三味線を弾きながら歌うだけでも珍しいが、たった三年間で新人賞、優秀賞、最高賞まで獲得した人は日系人にも例を見ない。
 コンクール当日、カルモさんが琉球民謡の中でも難しい「多良間ションガネ」を、三味線を弾きながら歌い終わった瞬間、拍手と喝采が沖縄県人会場に響いた。

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