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コラム 

 リオのローカルな話題が知りたくて、休日はグローボ紙を手に取る。
 先月二十五日号の特集は〈イパネマが誕生から百十年を迎える〉。世界に知られた観光地だが、その〃かけがいのなさ〃に改めて打たれた。
 アルポアドールの岩を洗う波、カラフルなパラソルが広がる浜辺……。紙面を埋めた写真はいずれも出色。「湖と海」の間に広がる街の風景を写した、パノラミックな一枚は思わず切り取った。
 記事によれば、ボサノヴァ作曲家のトム・ジョビンが住んでいたマンションなど名所には、その歴史を語るプレートが設置されるという。今後は文化散策の楽しみもぐっと増えそうだ。
 そうしてイパネマは齢百十歳を超えても、永遠の「娘」として、人々のハートをいつまでも魅了し続ける。   (大)



04/05/11

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