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デカセギ半数が独立起業を希望=セブラエなどが調査

6月1日(火)

 零細企業支援サービス機関(SEBRAE)とブラジル・デカセギ協会(ABD)が合同で行なった調査で、デカセギの半数は帰国後、独立起業を考えていることが明らかになった。一方で、帰国後、実際に自営業を始めた男性の十五%、女性の八%しか成功していないとも分かり、故郷で錦を飾ろうと考えるデカセギたちの夢と現実がこの調査結果から浮かび上がっている。五月三十一日付エスタード紙が報じた。
 それによると、〇三年海外在住労働者からブラジルに送金された五十二億ドルのうち、二十億ドルは日本在住の二十六万八千人のデカセギからの送金(米州開発銀行(BID)調べ)。
 デカセギの七割は四十歳以下で、男性の一一%、女性の一三%は大学を卒業。出稼ぎ中の男性の六十三%、女性の四十四%は独立起業を考えている。ただし、帰国後、自営業主となるのは男性の四割弱、女性では三割を切っているという。
 

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