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豊田さん、ミナス州都で初個展=マスコミの反響大きく

6月5日(土)

 三一年生まれ、山形県出身の造形作家、豊田豊さんの展覧会が十一日まで、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ市のエロル・フリン画廊で開かれている。
 五八年にブラジルに移住以来、国内外で活躍する豊田さん。今展では近作を中心に彫刻・絵画計三十六点の作品を発表した。画廊は同州きっての現代美術画廊で、五月二十日の開幕にサンパウロ市から出向いた豊田さんは、「ミナスでの個展は初めて。当日は多くの報道・美術関係者で身動きが出来ないほどだった」と語る。
 展覧会の模様は、エスタード・デ・ミナス紙など主要紙をはじめ、地元テレビ・ラジオ局がこぞって大きく取り上げたという。
 最近の作品のテーマは一貫して宇宙空間。絵画は金銀の箔を用い、彫刻は虚像を表現するのに適したステンレスで制作されている。
 アラゴアス街864。電話3261・1535。ブラジリアへの巡回も予定。

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