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『回り道をした男たち』三重大学の同窓生ら書く

6月12日(土)

 三重大学南米三翠会同窓会は『回り道をした男たち―三重大学農学部南米三翠同窓会史―』を発行した。 移住者や派遣者としてブラジル、アルゼンチン、パラグアイに渡った三十人の自分史が収められている。 横地実さんは「ブラジルの苦労話が書かれています。あんまり書きたくないことも虚心坦懐、自分の反省も入れつつ書きました」と話し、浅海護也さんは「満蒙開拓の資料はあっても、南米移住者の自分史はあまりない。ある意味で貴重な資料になるのでは」と話した。
 完成した同書は文協などにはすでに寄贈され、残りは高野書店(コンセリェイロ・フルタード街759番地)に委託されている。
 

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