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サンパウロ市描く絵画展=美術委が出品者選出=文協

6月19日(土)

 サンパウロ市四百五十年を記念し、市街地の風景をテーマにした絵画を公募していた文協美術委員会(沖中ロベルト委員長)がこのたび、受賞・入選者を発表した。
 委員会の呼びかけに応じて集まった作品は百七十九点で、八十九人から二点ずつの応募があった。これを委員会メンバー十人で厳正に審査。金賞にはヴァルテル・アンドロさんが、銀賞にはマリア・ルシア・フェレイラさんがそれぞれ選出された。銅賞はゴキタ・ヨウコさん、サカイ・マチコさんら三人。
 ヴァルテルさんの作品について、沖中委員長は「技術的に成熟し、大変繊細な作風」と選評を述べた。
 受賞・入選作品に選ばれた五十五人の八十三点は七月一日から八日まで、文協サロンで展示される。
 サロンでは、福島近、高岡由也といった聖美会画家がサンパウロ市街を描いた作品があわせて並べられる予定だったが、沖中委員長は「別の機会に譲ることにした。もっと大きな展覧会を考えている」と話している。
 

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