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艶やかな熱気に包まれ=コロニア芸能祭=2日間で3千人が詰め掛ける

6月29日(火)

  ブラジル日本文化協会主催の第三十九回コロニア芸能祭(重田エウゾ実行委員長)が二十六、二十七日に記念講堂で盛大に行われ、例年同様約三千人が詰めかけ、会場は終日熱気に包まれた。
 総勢約五百人が出演する、コロニア最大規模の芸能の祭典。第一日目には七十二演目が演じられたが、中でも大正琴・琴聖会はいつにも増して美しい音色を響かせ、レプレーザ連が一糸乱れぬ見事な阿波踊りを披露するなど、会場の喝采をさらった。
 二日目午前は、ブラジル吟剣詩舞連合会のマルセロさん他十人は一人を除きみなが非日系人で「風雲川中島」を見事な太刀裁きを見せた。午後は、日本の参院選に立候補しているミチオ高倉さんが飛び入りで演説するなどのハプニングも。また、予選会で一位だったレキオス芸能同好会が予想通りの好演を見せ、丹下セツ子太鼓道場の十九人も「追い打ち太鼓」「助六6段打ち」を力強く演奏し、会場を圧倒した。
 サンパウロ総領事館からは渡辺博領事が特別出演し、「積み木の部屋」を布施明さながらに熱唱。最後は花柳流金龍会、藤間流の名取りらが日本舞踊特別出演し、あでやかな舞いで華を添えた。

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